最近はサスラヒの女神についての考察が続いていますが、これを突き詰めていくとすごいことがわかってきております。
サスラは流浪の語源と思われ、サスガは流石の語源と思われます。言語学的な語源探しは専門の方に任せるとして、ここでは、詩的な切り口でこれらのサスに迫ってみたいと思います。
サスラは浪(波)なので女性的です、一方サスガは石なので男性的です。サスラ姫に対応する男神を探しましたら、なんとスサノオらしいのです。確かにスサは反対から読めばサスになります。これで辻褄が合います。
よく考えて見ると、日本中の地形で湾になっているところは、ウラ(浦)と呼ばれ、突き出ているところはミサキ(岬)と呼ばれます。ラはおそらく女性形でカ行が男性形だったのではないでしょうか。
サカ(坂)は険しいので男性でサラ(更)地は坂がないので女性形。
これを考えると、七夕の『笹の葉、サラサラ』のサラは女神を祀った唄になりますね。
サスガは明日香や須賀(蘇我)氏にもつながっています。もともと男性と女性を祀っていたものが分裂した可能性があります。
従って、明日香(飛鳥)は男性的であり、女神のエネルギーは出てこないのかもしれません。
そう言えば、箸墓は倭迹迹日百襲姫がホト(女陰)を突いて亡くなった場所でもあり、女性性が破壊された痕跡は探せばありますね。
スサノオがヤマタのオロチを倒してスガスガしいと言ったのは、強烈なメタファーであり、男性性が女性性のサラサラを封印しましたよ、という意味になるでしょう。
八重垣で女神を封印してしまったのです。
飛鳥はその後の日本の男性上位の社会が形成される原点にもなったのかもしれません。(それまではヒメ・ヒコ同列の巫女社会でしたが)
『日が射す』と言いますが、日がなんの滞りもなくサラサラと流れるさまをサスラと呼び、日がなんらかの障害物(こだわり)で留まるときにサスカと呼んだのではないか。そしてその裏側にカゲ(影)ができますが、これも男性形なのです。
このように日本の古語には、フランス語のように男性形と女性形があった可能性があります。
浦を裏とし表という言葉を生み出したこと自体が怪しい。もともと岬も浦も並列であり、日も影も並列であったはずです。まさにこの日本語の改変こそ、ヤマタノオロチ討伐ではないかと思います。
山梨の八面(ヤツオモテ)、安曇野の八面大王、高知・徳島の八面王(やつらおう)、大分の八面山などの根底にある思想は(八面思想とでもいいましょうか)、”全てが表である”という思想です。表裏一体もここから出てきていると思います。
なんだかこれは、表と裏を創作した朝廷に対抗するかのように叫ばれたものであるとも受け取れます。しかもこれらのグループ・王はヤツラ(悪神)として朝廷に徹底的に討伐されました。
やはり、今やらなければならないこととは、この表と裏の統合であり、古代認識への回帰なのだと思います。
サスラヒもサスカヒも同じ日が射すヒガサス神です。ヒガサスはペガサスに音が似ていますが、全く無関係というわけでもなさそうです。
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