関西から帰ってきています。
古代の話はドラゴンアナスタに書くとして、ここでは国家や教育のことにふれてみたいと思います。
未だ日本では、天智朝と天武朝の争いが続いている、ような感じがしました。
大和の根幹とは何ぞや?ということですが、比叡山を擁する京都北部の賀茂氏・秦氏と丹生・天河を祀る吉野・葛城系の氏族は京都・奈良盆地を挟んで対立しています。
本来これらの氏族は全て南都北嶺の都の造りの上で大同団結しているはずですが、畿内へ都を移さなければならなかったので、吉野が南、比叡山が北という配置にならざるを得ませんでした。(四国では全てが北に存在します)丹生構造線が南に存在するのは歴史の悲劇というべきでしょう。
これが天智・天武対立の根幹にあり、『大和の大文字』が崩れた要因でもあると思います。
このクニの根幹が崩れていることと、マツリゴトを担うものたちが無責任極まりない発言や行動を繰り返すのは密接に関わっています。
社会の様々な問題を解決するためには、後期大和朝廷、明治政府、GHQによって歪められた日本史を素早く強制終了させ、私たち日本人の真の歴史を取り戻すことが肝要であると思います。
後期大和朝廷の支配の反動として生まれた修験道、そして明治政府の支配の反動として生まれた自由民権運動、これらは真の大和の自由主義を取り戻す自由と平等の精神に溢れていました。
戦後日本社会を支配してきた私たちの親の世代は、積極的に子や孫の世代に実権を譲ろうとせず、自らの地位や名誉にしがみつき、常に若者を支配し続けてきました。この本質は今でも変わっていません。
その結果、若者は常に搾取され続け、夢を語ることさえできない環境に追い込まれています。これは経済的環境の悪化などではなく、自分の国家や子供たちに責任を負うことの出来ない大人達による人災なのです。
現在の貨幣価値というのは高度経済成長期で年功序列で金銭を受け取ってきた年代に照準が合っており、20代30代には非常に苦しい社会環境と言えるでしょう。言ってみれば発展途上国の人がスイスで生活をするようなもので、とてもではないけれども結婚したり子供を生んだりというような人間として当たり前のことが困難になるような環境になっています。
このような社会の問題点を指摘しない50代・60代の日本人は若者に対してなんらかの悪意を抱いているようにしか見えません。
若者を虫けらのように使い捨てる新自由主義に染まった経営者ばかりの民間企業に、『社会勉強のために一度はそういう企業で働いたほうが良い』とは言い切れません。厳しさは愛あってこそですが、愛のない厳しさは単なるしごきや拷問でしょう。
『自己責任』とは言いますが、今の50代・60代の日本人ほど自分の国に無責任な人たちはいません。私たち30代はこういう人たちを反面教師とし、まともなクニを創っていかないといけないでしょう。
私たちは私たち自身を守るために法や経済思想にもっと精通する必要があるのです。
しかし、こういう状況だからこそ、明るい未来も見えています。本来あるべき大和の自由主義を取り戻すべく、たくさんの方がスピリチュアルの世界に入られてきています。
ですが、残念ながら未だ若い方々をサポートするような成熟した環境にはなっていません。
新自由主義的な社会を変えるべくスピリチュアル業界に社会主義的な力を注入してきましたが、結局、新自由主義にめちゃくちゃにされてしまいました。
スピリチュアルに興味を持たれる方は経済的感覚も神秘主義に陥る場合が多く、引き寄せの法則などのおかしなカルト哲学にはまってしまう場合があるようです。
現在、出回っている洋スピの出版物は白人至上主義の出版社がなんの哲学もなしに売っており、かなり危険なものが多いですので、気をつけましょう。
スピリチュアルの世界で自立しようとされている方は、石田梅岩の思想と近江商人の三方よしの思想、そして松下幸之助の経営思想を勉強するだけで良いでしょう。
どうやってお金を得るか、ではなく、自分の才能を活かし何をすれば社会の役に立てるのかを突き詰めれば自然とエネルギーも貨幣も巡ってくるものです。金は天下のまわりものなのです。
こういう感覚を取り戻すことこそが日本が元気を取り戻す源になるでしょう。
これらと古代史の解放と聖地巡礼は密接に関わっており、長いトンネルを抜けた方々から順に自己実現がなされていくでしょう。
なるだけたくさんの方々の力になりたいのですが、現実は3歩進んで2歩下がるような状況なので、芳しいとは言いがたいものがあります。
10年後には社会はがらっと変わっていると思いますので、若い方々はご自分の状況をあまり深刻視せず楽しいことだけ突き詰めればいいとは思います。
スピリチュアル業界ももう少しで大きなところ(伝統文化と新文化が融合し始める)に抜けるので、市場規模はかなり広がると思います。
しかし、その時に最も必要とされる人たちとは、日々自問し、積み上げをまじめに行ってきた方々であります。これは裏を返せば、社会に最も信頼されるグループや集団になるということを意味しています。
そういう時代になれば経済的繁栄も約束されますが、それと同時に求められることもハイレベルなものになりますので、今から心身ともに鍛えておくことが必要になるでしょう。
聖地巡礼が常態化すれば、講や修験の復活も視野に入れますから、それらとスピリチュアルコミュニティの連携、神社の祭礼と一致した形での韻踏み、若者文化(ダンス・音楽・服飾)と古代祭祀の融合が急激に始まって一気に世代交代が為されます。
このような社会の激変に乗り遅れるともったいないので、波(セオリツ姫)に乗る感覚も磨いておかなくてはなりませんね。
今年のウエサクではかなりの波が来てますので、これから波が連続するかもしれません。
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