白髭大明神は浦島太郎であり、後期サルタヒコであり、塩土老翁でもありますが、同時にニギハヤヒの一部でもあります。
これは前回サスラヒの女神でも書きました、サスラヒの女神と南、そして太陽神ともつながっています。ニギハヤヒはニギハヤサスラヒともなり、ほぼ太陽神および南からやってくる黒と赤の地底神とつながる存在を意味しています。
実際に、古代日本には南から黒い肌の人々がやってきていたので、南の地底神および太陽に対する信仰は、かなりのものになっていたと思います。
サスラヒの女神とは、太陽神と大地母神をつなぐ血流であり、男性性と女性性を超越するものでもあります。いわば地底の両性具有神であり、裏白山姫と呼べる女神でもあると思います。
その裏白山姫であるサスラヒが蓼科の女神の目覚めと同時に白山を経由して琵琶湖に向かうのは、何かとてつもないメタファーがあるような気がします。
亀が海に戻れば噛む力が回復されプレートが地下に引き込まれます、その結果、鶴も天へと吊るす力を増大させなければならず、言ってみれば、鶴と亀の綱引き合戦が始まるのです。それは地震であり、洪水であり、火山の噴火に他なりません。鶴と亀が仲良くしている時が、まさに寿(琴弾き)でしょう。
白髭は実際に若狭へ戻ると言って、倉見の大蛇を連れ戻す(琵琶湖北西に大雨を降らす)ようなことも言っているのです。倉に帰ると言っているのです。太陽神のシラ(白)む力で大地が安定していたところに、バランスが崩れると目がクラ(黒)ミ始め、大地がクラクラとしてくるのです。しかし、そのクラクラの状態こそ、クライの高い人物が現れるメシア期であり、ニギハヤヒの称号とヤタガラスの守護の出現を意味しているのかもしれません。
白髭は表白山姫の男性エネルギーでもあり、男性性と女性性の統合、表と裏の統合、火と水の統合、鶴と亀の統合、白と黒の統合によって何を起こそうとしているのでしょうか。
白は平和の象徴であり、黒は力の象徴であり、この2つの統合はまさにクラウンチャクラとグラウンディングチャクラの統合でもあります。この統合によって起こる事は、神(信仰心)と行動力の統合であり、それはまさに神話時代への回帰ということに他ならないと思います。
ニギハヤヒを男性とも女性とも受け捉えられる私たち日本人の心性の中にもこの統合は約束されており、サスラヒのエネルギーが太陽神アマテルと地母神メノカミをつなぐ血流(マグマ)であることを証明しているかのようです。
ニギハヤヒとはこのサスラヒの両性具有のエネルギーを握ったオオキミの称号であり、実在の人物ではないのではないかと思います。
結局、神武天皇が奪取しようとしたのは、このニギハヤヒの称号であり、天と大地(地底)を統合した象徴としての玉座ではないかと思います。
ですから、このサスラヒの問題を解く事によって、ウガヤ朝ともとれる古代の社会が浮かび上がってくるのではないかと思うのです。
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