古来から存在する妙見信仰に基づいて、徳川家康は江戸の北極星になろうとしました。日光は源頼朝の時代にも聖地であり、武門の間では妙見信仰は人気があったようです。
それだけこの信仰は強力な力を持っており、為政者側としては是非とも封じ込めておきたい信仰なのだと思います。
江戸幕府も坂本龍馬という北斗によって大政奉還させられるわけになりますので、結局この国では、北極星・北斗七星の受け渡しが権力の譲位を意味するのです。
坂本龍馬は高知城下から北に駆け上がった山上の田中良助宅に遊びに行っていましたが、この家の近くに北斗を模しているだろうと思われる七ツ淵神社と北極星を模しているだろうと思われる巨大な巨岩(岩の小山)があります。そして、彼は後に北辰(北極星)一刀流の剣の達人になっていくわけです。
北辰(北極星)は権力にしがみつく人間達よりも、清い国家をつくろうとする若者達に力を与えたわけです(シラヤマリアがルシファーに力を与える時というのはこういう時をおいて他にはないでしょう)今でもこの妙見の本質は変わっていないと思います。
明治の神仏分離令の折に、全国各地の神社で妙見菩薩が天御中主に祭神変更されたのですが、それは本当に神道を尊重するために行われたのか、正史をさらに封印するために行われたのか、判断がしづらい状況があります。
と言いますのは、江戸末期の状況から考えても日本的な北極星信仰はむしろ妙見信仰にこそあったのではないかと考えられるからです。天御中主はちょっとわかりにくく、妙見菩薩の女神性はオホシサマと重なるからです。
それに何かと理由をつけて天御中主に祭神変更したのは、どうも、北の守護を置き強力な基盤を築いた江戸幕府でさえ、北辰の1青年・坂本龍馬によって転覆させられたのだから、妙見信仰そのものを潰して国家神道を打ち立てようとしたのではないかと思います。
帝都東京はこういう思想に基づいて建設されてきたのです。しかし、そのような都は北辰の自浄作用が働かないので、たった130年ほどで今のような腐乱した状態となってしまったのです。
これからどうしなければいけないかは、ことさらに私が言うことでもなく、既に皆さんの心のうちに降りてきているはずです。それを実行するのかしないのか、単にその問題だけでしょう。
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