なぜ、紅白(コウハク)はめでたいとされるのでしょうか。良く考えて見るとよくわからない認識です。なぜ紅と白が縁起が良いのでしょうか?
私なりに書いてみたいと思います。
この紅白の起源は日ノ本国に遡るようです。
以前、白については下記記事で詳しく書きました。
フレイ・フレイヤのつづら織り
日本における白とは、太陽神のエネルギーを表しており、太陽がシラムの白です。これが紅白のハクであり、ベースになっています。日本人が米に執着するのもここから来ています。
そして紅(コウ)ですが、これも何度か触れましたが、コウを突き詰めていきますと、最終的に何に行き着くかと言うと、獅子岩なのです。
狛犬が鞠に手を掛けているのを良く見かけますが、あのように獅子は太陽を治める象徴として捉えられていたようです。この獅子信仰における太陽は紅です。
そうです、紅白は両方とも、太陽神を表す色で、それが日本で習合したのです。この紅の太陽神はおそらく古代オリエントからの渡来だと思います。今後はエジプトと仮定しておきます。
これが日の丸の平面的な領域で、立体的な領域として『日はまた昇る』と『何度でも甦る』という動的な認識も同時に与えられています。
『日はまた昇る』というのはフェニキアのフェニックスの要素であり、『何度でも甦る』というのは
太陽神と不死
で書いたように、縄文からの不死(富士山)信仰なのです。
このように、日ノ本国(日の丸)は縄文・エジプト・フェニキアの3つの文化によって成立しています。
エジプトにもフェニキアにも蛇信仰はありましたので、倭国の蛇・龍信仰(シュメールの末裔とインドのナーガ、中国の神仙思想)と誓約できるベースがあったのです。
その2つの国が合体したときに大和(邪馬台国)が誕生したのです。
国常立の国が常しえに立つというのは、日ノ本国の不死信仰であり、それを双龍が立つという図形で表現したのは倭国でしょう。
このように紅白(コウハク)には古い歴史があり、日ノ本日本人が生まれる元となった思想が眠っているのです。
縄文は母系文明ですから、エジプトの猛々しい獅子信仰と、戦争で培われた不死身のフェニックス信仰がなければ、日本における先住民族は一瞬で死に絶えていたでしょう。
しかし、縄文・弥生時代においても日本にはインテリジェンスあふれる巫女がいたのでしょう。新たな信仰を吸収し自らの血肉とすることによって、さらなる発展を試みたのです。
だから私達の文明の基層には途方もない古い時代の記憶が眠っているのです。日本人は思い出すだけで良いのです。
紅の太陽と火のフェニックスを結合させた白の縄文を。
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