前回、渦のことを書きましたが、補足します。
アマテラスが岩戸の中に隠れた時に、アメノウズメが踊りを踊り、岩戸が開かれたという神話は有名です。
で、このアメノウズメとは何かというと、渦なのです。生命はもともと渦によって始まります。動脈・静脈、左心室・右心室、心臓の機能もエネルギーの世界も右螺旋と左螺旋の衝突によって、鼓動がイブキ始めます。
その生命の元になるのが渦なのです。邪馬台国の時代、3世紀中ごろに2年連続で日食が起ったのは有名な話です。当時の人は何を想ったかというと『太陽が死んだ』と思ったのです。しかし、弥生時代の日本人はものすごい洞察を持っていました。生命が渦から始まるのを既に知っていたから、皆、高天原で談笑していたようです。
(渦巻き模様は世界的に見られる模様)
それで、ウズメが踊って岩戸を開けると、本当に太陽が復活したのでした。この渦が象徴的に表されているのが鳴門です。日本神話で最初にできた島が淡路島であるように、生命のイブキというのは、鳴門もしくは鳴門付近からまず発せられます。
神武天皇を大和まで案内したのも、ウズヒコという人物です。アメノウズメとは何か深い一致があるでしょう。
何かが始まる時は、渦ができ、そこから音が発せられ、ゲートが次々と開かれていくのです。
渦ができるためには、何が必要かと言えば、水に対する深い認識が必要ですし、それぞれの人たちが多様性を深く認識しておくことも必要です。
海流というのは常に循環しています。最近では深層海流の循環も明確に把握できるようになってきています。海流の循環がなくなれば、地球という惑星は死にます。それほど地球にとって渦というのは必要なものなのです。
しかし、現代文明は自然界の渦を強制的に停めるような活動をしています。とても危険な状態です。ダムを作ることが川下の循環を停めるだけだと考えるのは愚かなことです。微小な動脈硬化が全体の血流をもストップさせてしまうこともあります。
昨年は本当に水の年であり、龍の年でした。今年は鳳凰へのゲートが開かれ、火の年、金(琴)の年となりました。
自然の中に身を投じ、渦を発生させていきましょう!
スターライトクオリアページです。
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