少し誤解があると大事なことが伝わらないので書いておきますが、優れた表現者と優れた人格者は全く別物ですし、ひとりの人間の中にこの2つは両立しえません。
私がどちらを目指しているかと言えば、もちろん前者の『優れた表現者』です。
優れた表現のためになら、人にどう見られようが、自分の人格がどう壊れようが構いません。自分が感じたことをどれだけ忠実に表現できるかが私の最も重視する命題なのです。
ですから私は表現をしているアーティストが好きです。その中で音楽も好きです。
音楽の中ではリアルに自分の感情を日常の言葉で表現するラップが一番好きです。今ではラップとは言わないか(笑)
私がよく本質論を展開しますが、そのせいで私に人格者を求めている方がいらっしゃったらすみません(笑)
私はそのような人間を目指してはおりませんのでご期待にはお答えできません。私は教祖になりたいとは思ったこともありませんし、これからも思わないでしょう。(こんな時代でなければ、できれば人里離れた山村で渓流釣りでもしながら静かにひっそりと暮らしたいものです)
私は表現に命を吹き込んでおりますので、その表現の中に怒りや悲しみ、喜びや批判があるのは当然のことです。なぜならそういう感情を持つのは人間として当たり前のことだからです。
それをストレートに表現すること。
それが最も最高のアートだと自分は考えています。
誰かに気を使って、こう思われるからだとか、とかいうのも微塵もございません。でも最低限の気遣いはしているつもりではあります。
しかし、その最低限が、表現力への探究心によって薄れてしまうこともあります。気遣いと表現力の天秤にはいつも悩まされます。
しかし、自分の表現によって、他の誰かが自分の表現を突き詰められるようになれば、それは最高のことです。
結局、人間の幸福とは自己実現であり、自己実現とは自己表現の結果、起こるものだからです。
人格者が他の誰かに幸福をもたらすことは少ないのではないかと自分は考えています。
それよりも、鋭利な表現によって呼び覚まされることのほうが、多くの人を幸福に導くと自分は考えています。
人格者に成りたければ『沈黙は金』のように黙しておけば良いですが、表現者にとって黙することは死を意味します。
自分がどちらを選ぶか、だけの問題ですので、それぞれの感性で自由に選択すれば良いと思います。
ただ、表現者が人格者に劣るというような日本人一般的な捉え方はどうにか勘弁してもらいたいです。
表現の自由を深く認知していけば、どれほど『表現』が社会を正常に保っているかを知ることができます。
ひとりひとりが自分を100%表現していけば、誰かに遠慮して、などという考え方もなくなるでしょう。皆が思ったことを言えれば、今の日本社会のように、いちいち他人の言ったことに反応することもなくなると思うからです。
重要な情報だけを取り入れれば良いだけのこと。自分と他者は違いますから(違ってて当たり前)いらない情報はスルーしておけば良いのです。
そういう社会が最も自由でオープンな社会だと思います。
私も昔は人の話を聞いてあげて(今でもそうですが(笑))それなりの普通の人格者(?)であったわけですが、そうするとどうしても消化しきれない感情があったのです。
それを歌を歌うことによって消化しようと一時期、ミュージシャンを志しましたが、何分、才能がないことがわかり(笑)文字を書くことによる表現にプラットフォームを替えた次第です。
文字による表現が自分の感情をある程度、忠実に表現できてきたなと感じ始めたのは、インターネットで表現し始めて5年くらい経った頃です。
それくらい文字による表現も、なかなか時間がかかるものなのです。
文字による表現は、歌を歌うことや、踊りを踊ることとなんら違いはないと思います。
ダンサーが踊りを踊るのが生活の一部であるように、私も文字を書くのは生活の一部でしかありません。
ダンサーのダンスを見て、ダンサーの人格を推測できないように、文字という表現からも人格は推測できません。なぜなら表現はアートだからです。
実際にお会いする人からは、もっと怖い人だと思っていた、とか言われますが、できるだけ、私のアートを見て私の人格を推測されないようにお願い致します。
自分の中に渦が巻き起こって、それを琴の葉として表現しているだけのことです。
できれば、皆さんも渦を認知し、自分だけの琴の音色を鳴らして欲しいとは思います。
それに刺激されることによって、私ももっと自分の音色を突き詰めることができるのですから。
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