サの神ラインで書いた日本に存在する2つの大きなサの神ラインですが、プレートの境界線とほぼ重なっているということがわかってきました。
プレート『ウィキペディア(Wikipedia)』
ひとつのラインは南西諸島から四国を抜け佐渡島を抜け、千島列島へと到達しています。フィリピン海プレートの北部と日本に食い込んできている北アメリカプレートの東部をつなぐラインです。
そしてもうひとつは、もろに日本に食い込んできている北アメリカプレートの西部を樺太から相模にまでつなぐラインです。
さらにこの2つのサの神ラインが十和田湖で交錯しているのではないかと思います。なるほど大湯の環状列石の意味がわかるというものです。
湖とはプレートの裂け目のようなところに存在し、大地からの信号を受け取りやすい場であることを古代の人は知っていたのかもしれません。
富士山があるところはちょうどユーラシアプレートと北アメリカプレート、そしてフィリピン海プレートが三つ巴で交錯する場であり、日本一の山を形成したということもうなづける話です。
ただ、今の富士山が完成したのは縄文時代であり、当時の日本人の自然に対する畏敬の念というのは計り知れなかったと思います。
天武朝684年の白鳳の大地震でさえ土佐の陸地が沈没し、伊豆の大瀬崎が隆起していますので、地球の歴史から考えれば天手力男の力は今でも活発中であると認識したほうがいいくらいでしょう。
天手力男に関しては戸隠神社、伊豆の天手力男2社、高知の天石門別安國玉主天神社がプレートに関連した最も合理的な意味合いを持つ神社です。
戸隠神社の創建に関しては諸説あると思いますが、自分が思うのは地震によって戸隠山が隆起したのがこの社の始まりになっているのではないかと考えています。
九頭龍と天手力男はものすごく似ており、倭国側の呼び方と日ノ本国側の呼び方があって両者は同じ神を意味しているのではないかと思います。
日ノ本国の日本人は天手力男が天から山を引き上げたと感じたが、倭国の倭人は龍が底から押し上げたと考えた。(まさにこれは鶴亀ラインでも書いた鶴と亀の認識でもありますが)
鶴というのは『吊るす』で、まさに日ノ本国の鳥信仰に合致し、亀というのは倭人の神仙思想の大元かもしれません。
いずれにしても、日ノ本人、倭人とも自然を熟知していたという点では一致があり、その後、日本に流入してきた磐に住み着く人たちをクズとかゴミとか土蜘蛛とかと称して武力で討伐した渡来人とは全く人間の質が違うでしょう。
酒を飲ませてヤマタノオロチをやっつけたとか、山や沼の主を殺してヒーローになったとか、東の蛮族を平定したとか、明らかに大陸系の認識です。自然神をないがしろにするそういう人たちこそむしろ野蛮人であって、そういう人たちを日本の祖とするのはどうかと思います。
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