ドラゴンアナスタと交錯して飛び飛びで申し訳ないですがサとホとヒの続きのような記事です。
図書館で地名辞典などで調査していましたら、サカムは”牟佐上(ムサカム)”でムサシは”牟佐下(ムサシモ)”で上下(カミシモ)が違うだけという驚愕の記述を発見しました。
『牟』がなんであるのかは、現代歴史学者同様、自分にもわかりませんが(現時点では接頭語としか言いようがない)佐はほぼサの神でしょう。
サカムは川の下流域でありながらサの神の上(カミ)になるということは普通に考えればサの神は南から来るということになると思います。やはり日ノ本国は”太陽”と”南”を信仰したクニの連合体だということが濃厚ですね。
南北線は通常、龍線としても認識されますが、この龍線の下層(古代層)にはサの神線が眠っているのです。相模川は美しい南北西を貫く川ですが(静岡の天竜川もきれいですね)、通常は龍が北に駆け上がるものとして認識されますが、日ノ本国の祭祀では川の両岸に獅子を配置し、そこを通過するものを見張ったわけです。この祭祀こそ神社の原型であるのです。相模が一之宮を争ったのも川の両岸同志、そして常陸には鹿島神社・香取神社という両岸狛犬がいます。土佐にもあります。
この祭祀こそヒノモトの祭祀であり、サの神の祭祀なのです。日ノ本国が南の海を必要とするのはこういう理由があります。
サの神の戸を開ける事ができるのは、南に湾を持っている土地だけなのです。
戸佐(トサ)から讃岐(サヌキ)に抜けて神戸(コウベ)を通って、若狭(ワカサ)に抜け、白山に至り、佐渡(サト)へ抜けるラインが、現在わかっている最も長いサの神ラインです。さらに延長すると十和田や北海道に抜けるかも。以前に白山までのラインは鶴亀ラインの記事でも紹介しました。
そしてもう一本、長いラインと推測される、サカム(相模)から埼玉/鴻巣を抜けて栃木/佐野、そして日光、月山へと抜けるライン。このラインが津軽まで抜ければ日本で最長のサの神ラインになります。
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