あまり知られていないかもしれませんが、お正月というのは、年神(としがみ)さまを迎える禊(みそぎ)と祓(はらい)の儀式です。
元日に朝風呂に入り御神酒を飲むのは完全なる禊であり(最近はそんなことをやる家庭も少なくなってきているかもしれませんが)心身をきれいにし、聖域に入っていくというのは今でも受け継がれています。
この元日の年神さまというのは、人間の肉体に年(とし)を落としていく神さまですが(お年玉)、この神さまと対をなす神さまが、実は7月の神さまなのです。
大祓いは1年に2回行われます。
12月末の大晦日と6月末の夏越です。
大晦日の大祓いは今でも、ある程度、原型を見る事ができますが、6月末の夏越祓いは権力に重大な影響を及ぼすので、隠され続けてきました。
重大な影響というのは、後期大和朝廷以降、選択された現人神信仰の前に存在した日本の本来の姿を取り戻す力を持つのが夏越祓であるからです。
なぜそうなのかと言いますと、上代のある時期に日本の文明は、シュメール系の神官型大王(おおきみ)制から、エジプト系の現人神天皇制へと国体が替えられました。
神官型大王(おおきみ)制というのは、神と人間を取り持つものが大王の称号を得るというものであり、卑弥呼を始めとして、日本各地に存在するヒメ・ヒコ制にその原型を見る事ができます。
これが封じられたことと夏越祓いが隠され続けている事は深いつながりがあります。
実は大晦日は肉体レベルの禊で年を取ることを祝うものであります。
それに反して夏越祓いは年を取らないこと(千歳)を祝う霊体レベルの禊であります。
これはイザナミが黄泉の国に封じられていることとも関係しています。
そうなのです。夏越の大祓いとは私たち日本人が黄泉の国へとダイブする唯一の期間なのです。
黄泉の国はどこかというと北極星であり、三途の川はどこかというと天の川なのです。
だからお盆(旧暦7月)には死者の魂が地上に還ってくるのです。
お盆『ウィキペディア(Wikipedia)』
まとめますと
旧暦6月30日 夏越祓い
旧暦7月4日 風神祭
旧暦7月7日 七夕
旧暦7月15日 お盆
お盆の前後1週間程度は死者が還って来るので、水に近寄らないように子供の頃から言われました。北極星への通路が開かれて天から水が落ちてくるからです。
実際に七夕はお盆の時に使用される旗を祀る行事です。
この生と死の循環を私たち日本人は祝っておりました。もっというと生と死の境はありませんでした。縄文時代には死者は住居の近くに埋葬されています。
この縄文の認識に禊と祓のメソッドがのってきたのが、大祓いの儀式なのです。
その奥には私たち日本人の古い古い世界認識が埋もれているのです。
ちなみにこれに関連して、死者と出会う場所・人をハツセ(初瀬・長谷)と呼びました。そういう場がある土地をおおまかに吉野と呼びました。
1年に2回ある大祓いの儀式とは、生と死の境界を超える、あるいは深く認識するための古代日本人の凄まじい哲学なのです。
怖れとはほとんどの場合、『生と死』に関係しています。それを超越すること、つまりはあらゆる怖れを減じ、なにものにもとらわれない目で目の前の現象を慈しみ・楽しむこと、これがこの世に生まれたことの最高の喜びであるということを夏越の大祓いのエネルギーから感じる事ができます。
将来の不安や怖れは、ほぼ肉体への執着から生じています。その肉体への執着がどこから生じているかというと、母なる大地そして母なる星の巨大なエネルギーを感じられないところから生じています。
ですから、夏越祓いで禊をして、北極星に会いにいくということが必要なのです。
私たちは一人ではありません。肉体が滅びれば現世の地位や名誉は消滅し、皆、同じように天の川を渡ります。古代日本人の民間信仰を取り戻す必要があるでしょう。
それがこの国をアキツシマと名づけた所以なのです。
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