スピリチュアルな成長にとって最も障害になるのが、『曇った目』です。
スピリチュアルというのは純化した魂が自然に光へと向かうという方向性ですから、そこに雲がかかっていては成長も望まれません。
目の前にある現実・現象を曇りのない眼で受け止め、それを自分がどう判断するのか、そしてその判断を元に自分はどう行動していくのか、がスピリチュアルの基本になります。
これは一見、どこでもいつでも為されているように思われますが、実際にはできている人はごく少数です。
まず、マスコミの情報を鵜呑みにすること、学校で教えられることを鵜呑みにすること、が常態化していればそれを疑ってみる必要があるでしょう。
スピリチュアルとは何事にも懐疑の目を持つことであり、しかし、人を信用し続ける意志を持つことなのです。
教育とは、懐疑の目を養わせることなのですが、日本においてはそのベースが全くなく(権力にとって都合が良いため)論理的思考において西洋に圧倒的に日本が劣っているのは、この教育の問題が表面化しているからに他なりません。
その結果、自分で考える事ができないため、洗脳されるのではないかという恐怖心から、宗教へのアレルギーが生じています。
自分で考え、自分で判断するということは、それほど難しいことではありません。戦前までの日本人は普通に行っていました。日本人自体が論理的思考が民族的に劣っているということはあり得ません。
この問題は、全て教育の問題に原因が求められるわけであり、GHQなどの意向により意図的に為されてきたものであるため、皆が犠牲者であると言っても良いような状況なのです。
日本人の特質として、『皆がやっているから私もやる』とか『皆が良いと言ってるものは良いに違いない』という強い傾向があります。西洋では考えられないことです。
その傾向を逆手に利用して搾取的な資本主義を展開してきたのが、戦後のマスコミや出版、ファッション業界です。日本で流行を創るのは簡単です。東京で流行っていると言えば、地方がそれに追随するからです。これに様々な業界が付随し、マスコミのプロパガンダ部隊の見返りを山分けしているのです。
東京ではこのような現実や構造を知っている人間がたくさんいるので、冷静かつ論理的な人が多いのですが、情報を一方的に享受する地方では、状況は非常に厳しいと言って良いでしょう。
インテリジェンスに関しては、日本列島は未だに出る雲(出雲)的な状態だと言って良いでしょう。
専門分野で特異な能力を発揮する天才的な日本人もおられますが、国家の根本を担っていく哲学的な人たちは未だ少なく、創られた現代社会が未来永劫続くと本気で思ったり、はたまたメシアが現れ世界を光に導くとオカルト的に考えるかのどちらかに偏る傾向があります。
最も必要とされる能力は先に述べたように、目の前にある現実・現象を曇りのない眼で受け止めることであり、真実を知ろうとすることなのです。
例えば、古代史を学ぶにあたって、どの事実が正しいのかを問うよりもまずしなければいけないことは、政治とは何か?を問うことなのです。
その問いから『政治とは常に嘘をともなうもの』という解が出てきていれば、その時初めて、歴史そのものを曇りのない眼で見ることができるでしょう。
このように哲学的思考がこの国で養われていないばかりにあらゆる領域で、マスコミのプロパガンダや政府の定義づけに左右されて彷徨う人が少なくありません。
学問の根底とは、あらゆる領域を超えた哲学的思考を獲得することであり、それがなければ縁日の出店に過ぎないでしょう。(縁日は神社の祭礼があってこそ)
何事も真実を知ろうとする好奇心がなければ、自分を気持ちよくしてくれるだけの教祖に自分のアイデンティティを委ねてしまうでしょう。
しかし、そこには幸福はなく、依存心だけが養われていき、最終的には依存=幸福という図式が出来上がり、そのループから抜けきれなくなります。
曇りのない国にするためには、曇りなき眼の人がたくさん出てこなければなりません。
造られた既成概念や造られた既成の歴史を壊さなければ、次の時代は始まらないのです。
天は自ら助くる者を助くでも書きましたが、もう一度。
『天は自ら助くる者を助く』
サミュエル・スマイルズ
Loving-earth はオープン当初よりセルフヘルプ(自助)に基づく活動を展開しております。
∮ Energycopyright(c)∮ Loving-earth ∮
hibiki の個人セッション では、お客様が日常生活の中で受け取りましたメッセージの解読なども行っています。石から声がする、急に~へ行かなくてはいけないような衝動に駆られる、などの現象が発生している場合は是非一度お問い合わせ下さい。
Crystal&Healing LovingEarth
PR