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  2009/09/13 [11:28] (Sun)

何度も言うようで、私も少し面倒な気もしますが、虚言や妄言がWeb上に飛び交いますと社会にとって不利益になりますので、少し糺しておきたいと思います。

まず、この国には憲法というものが存在しまして、全ての法に勝る人間の基本的な権利を規定しています。

この憲法というものは、基本的に、『自立』や『依存』などの形而上学的概念をとらえられない人たちが、ひとひとりの領域を超えて他者を侵害することを防止するために創造された形而上の崇高な決まりごとです。

その中に【自由権】というものがありまして、さらにその中に、思想・信条の自由、表現の自由という権利があります。

これはナンビトも、思想・信条の自由、表現の自由を妨げることはできないというものであり、憲法以外の商法や民法などの6法を超えて優先されるべき基本的人権になります。


例えば、自分の庭をどのようにいじろうが自由ですが、自分の庭と同じことを他者の庭に押し付けようとする行為は自由権の侵害にあたります。これは法律以前に、小さいときに親からきちっとしたシツケを受けていれば普通に認知されるべき概念ですが、近代国家の社会下ではそれらが蹂躙される傾向が強いので、ことさらに明文化されたということです。


ブログにおけるコメント爛なども、この庭と同じで、自分の意見を他者の庭に入って通そうとするのは非常に幼稚な行動と言えます。しかも私は実名がわかる形で活動していますから、もし仮に、私の言っていることが気に入らないのであれば、自分の実名を告げた上で【何に対して何がどう違うと感じているのか】、を具体的に指し示した上でないとはっきり申し上げて答えようがありません。

私に対して否定的な意見を述べる方は、ほとんどの場合「実名を公表しない」・「根拠を指し示せない」・「権力や西洋などの大きいものに依存する」という傾向があります。私は、日本で圧倒的多数派を占める『弱者をいたぶってもなんとも思わない権力主義者たち』と10年間、言論による闘いをしてきていますので、地位欲・名誉欲・金銭欲に溺れた方たちが私の主張に怒りを感じるのは当然です。欲望は考えないことによって肥大化していきます。ジャッジメントを否定するスピリチュアリストが様々な欲望にとらわれているのはこのためです。

根拠を示すことのできない怒りはほぼ100%、誤認や妄想、自立心の低さ、精神の幼稚さからやってきます。


私がこのブログで書いていることは、ほとんど【なぜならば】という根拠を指し示した形で記述していますので、私の意見が気に入らない場合は、「その根拠が○○の理由で間違っている」とか「その根拠をそういう解釈で記述するのは妥当性がない」とか、そういう具合に論理的に批判して頂ければ、私もすっきりと答えることができます。

売られた喧嘩は必ず買いますので、まずどこの誰べえであるかを宣言すること、そしてどういうバックボーンを持っているのかの思想・信条を列記したものを指し示すこと、この2点を武士道に則った形で実践して頂ければと思います。


自らの批判精神を根拠を示して筋道立てて記述するのは健全な社会変革になります。革命を経験した西洋や日本は100%、この批判精神が文明を前進させました。


ブログがここまで絶大な支持をされているのは、個人の表現が巨大な権力と対等に渡り合えるからです。アメリカではそれが有意義に使われ、オバマが大統領に当選しましたが、日本では未だ、実名を公表せず匿名で自分のウサを晴らすだけのツールに成れ果てています。


私たちはもっと【自由とは何か】を知る必要があるのではないかと思います。


欧州・アメリカ・日本の「近代的自由」は、それぞれルソーをルーツにしていますが、その発展経路・方向性が異なっています。


幕藩体制を一番早く捨てた土佐藩の侍である中江兆民『ウィキペディア(Wikipedia)』が第三共和政のフランスへ渡ったのは1871年のこと。そこで見たものは、フランス革命・パリコミューンと言いながら植民地主義を拡大するフランスの実情でした。そのフランスに失望し、真の自由を求めて活動をしていくわけですが(三酔人経綸問答『ウィキペディア(Wikipedia)』などはその中でも傑作物です)、結局その真の自由を求める純粋性が植民地主義を拡大する西洋の偽自由主義と対立することになっていくのです。

ここが日米戦争の根本的原因でもありますが、西洋人の有色人種に対する偏見というのは現在でも続いています。

アジアの経済発展に伴って、西洋人のアジア蔑視は少しづつ薄らいできていますが、ニューヨークにおいてさえ口には出さないものの差別主義は、今なお燻っているのです。


その中江兆民などの影響もあり、植木枝盛『ウィキペディア(Wikipedia)』が現憲法の骨格を創り、日本初の近代政党である立志社『ウィキペディア(Wikipedia)』が創設され、国会開設運動の中核をなす国会期成同盟『ウィキペディア(Wikipedia)』も発足していくわけです。

法・政党・国会のこの3つが、自由を求める兆民的精神と呼応し、日本の近代国家を形づくっていくわけですが、こういうことをあまり知らない人たちもいます。


戦後、GHQの洗脳政策から「日本の民主主義はアメリカからもたらされた」という風潮が今でも根強いですが、愚かとしか言いようがないでしょう。(日本が国連に提案した人種的差別撤廃提案『ウィキペディア(Wikipedia)』に頑強に抵抗したのはアメリカそのものであるわけですから)

その影響で現在の日本社会はアメリカの民主主義よりも質の悪い民主主義の国家になっています。石原莞爾率いる関東軍が東京の大本営に反して南下政策を発動させたのは、この国の軍部においてさえ民主主義が徹底されていたわけであり、アメリカのように支配的な軍法会議が日本に存在したならば、日本は日米戦争には突入しなかったのです。民主主義精神が宿っていたからこそ日本は破滅に向かったのです。

当時、日本がアメリカのように非民主的であったならば、日中戦争も日米戦争も始まってはいないのです。民間の知識人や将校などが積極的に開戦を宣伝し、国民の大半がそれに賛成したのです。中江兆民→石橋湛山→濱口 雄幸『ウィキペディア(Wikipedia)』的な小日本主義的進路で進んでいれば、愚かな戦争などせずに済んだのです。それを開戦に持ち込んだのは、多くの民衆なのです。

戦後よりも戦前のほうが民主的な社会であるし、むしろ非民主的であれば日本人は戦争を起こさない従順な民族なのです。そういう傾向を乗り越えて私たち日本人は、民主的であっても知性的であるというレベルにまで国家を昇華させないといけないのです。



怖れは無知から始まり、根拠なき怒りは妄想から始まります。



ブログを含めたWebの文化が、もっと崇高なものになることを願います。


権力を抑制する批判精神を持った言論による闘いほど
社会的弱者を援護する崇高な平和的活動はありません。

もっと私たち日本人は形而上の概念を正確に捉えていた戦前の社会を
見直す必要があるのではないかと思います。



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政治/経済、宗教/哲学を基本としながら市民活動やスピリチュアル活動など、広範囲に動いております。行動範囲は今のところ、東は茨城県から西は中国四国地方までです。特に修験色の強い山間部の地域活性化に興味があります。該当自治体の担当者の方からのご連絡お待ちしております。どうぞよろしくお願いします。
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