昨日は衆院選の開票がありまして、興味深い言葉があちこちで聞かれました。
『風が吹いた』
『逆風の中、当選した』
日本人の認識の中には今でも、五大元素『風』に対する深い洞察が残されています。
これらの『風』に対する肯定的なイメージは『神風』に通じるものであり、その奥深いところには古神道の認識があることがわかります。
今回の自民党・民主党の戦いのように、古代の日本、天智天皇朝・天武天皇朝においても同じような戦いが繰り広げられていました。
昨日書いたように、天武天皇は神風で勝利を治めたはずですが、何かを恐れるようにしきりに竜田の風神を祀っていました。結局、最後まで神風は吹かず、道半ばで崩御されてしまいますが、日本人の『政治と風』に関連する事柄は非常に興味深いものがあります。
元寇の時も、神風が吹き、敵を蹴散らした、ということが歴史的にはあります。(現在では捏造であるという説もあります)
そして、日米戦争時にも、神風特攻隊という特攻隊が編成されました。
このように、『風』は日本国家という枠組みに密接に関わっているものの、その出元というのは、ほとんど知られていないのではないかと思います。
日本の古代において、『風』は天神の【息】とされ、イキ・オキ・シなどと呼ばれました。(琵琶湖東に勢力を張った息長氏は風に関係があるとされています)
日本神話の中でも、風の神はシナツ彦とされ、出元は土佐の『しなね』や長野の『しなの』、壱岐や隠岐などでしょう。
このように後期大和朝廷の創作神話とは全く違う場所で大和の神々は生まれており、自民党政治が終焉し、民主党によって真の民主主義が実行されたならば、権力による歴史の捏造という暴挙もひとつずつ軌道修正されていくのではないかと思います。
昨日は民主党の風が吹きましたが、今日は台風11号の風が吹いています。
何度も言うようですが、『風』は、古代日本において【神の息】と考えられました。
この後、何が起こるかをしっかりと見ておく必要があると思います。
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