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  2010/06/27 [00:22] (Sun)
今日は満月月食でもあるので、かなりインスピレーションが高まっていて、かなり来ています。

ユグドラシル※なんですけれども、結論から言いますと”光の一之宮”であることがわかりました。古ノルド語で Yggdrasill なんですけれども 名前の由来は、はっきりしていないらしく、日本語で結構解けます。

Ygg は、一宮(イッグ)です。つまりお宮さんの頂点という意味。高知県の土佐神社、愛媛県新居浜市の一宮神社、壱岐市の一宮神社などにその名残があります。私の周りのお年寄りはイッグジンシャと呼んでいます。昔はどこもイッグと呼んでいたのではないでしょうか。おそらく”宮”も元々はグ・クでしょう。ミヤは比較的新しい読みでしょう。それぞれの地域の中で頂点に立つお宮を一宮、そう呼んだのではないでしょうか。

drasill はおそらく、du Rasiel とか ciel の意味があって、おおまかに天とか光とかを表していると思います。

天使※ラジエル※が、その特徴をよく表しています。

古ノルド語 ⇒  y  gg    d    rasill

英語       ⇒ the   egg  of  Rasiel

日本語   ⇒  光(天) の 一宮

ygg の gg は99でもありククリヒメでもあります。※クク※は木を表します。そして y は1。つまり ygg は、一本の木という意味であり、世界樹(ユグドラシル)のことではないかと思います。

それと同時に ygg はククリが坐ます宮、つまりカクリの宮(三省堂)をも表しています。

そしてy(1)+gg(99)=百(100)桃も表していて、かなり深いものがあります。つまり一宮という言葉自体で百を表しているということです。

トリプルミーニングですね。

ygg はまた、egg の語源にもなったとも思われ、桃が割れて中から桃太郎が出てくることと、卵を百(ygg)とした西洋人の思考回路は同じであると思います。


土佐弁では未だに家のことをクと言います。万葉集でも隠国(こもりク)などの言葉が出てきますが、これは元々、私たちの祖先が木の中に住んでいた感覚の名残ではないかと思います。

結局、”木”と”気”が同じ音を持つのもユグドラシルの思想が入ってきた時にうまく融合されたのではないかと思います。


例えば、小村神社などはご神体は古墳時代の太刀なんですが、本殿後ろのボタン杉もご神体のようになっていて、神主さんがその根元から銅矛を掘り起こしたんですね。つまり本殿裏は弥生時代からの祭祀場で、既にボタン杉があったか植えたかわからないですが、ここにはユグドラシルの思想が確かにあるんですね。


DSC06229.JPG

先日、春日大社に行ったのですが、本殿斜め後ろに小村神社のボタン杉によく似たボタン杉がありました。






それと面白かったのは春日大社摂社の水谷神社。ビャクシンはイブキっていうんですね。驚き。ボタン杉はビャクシンに似てますし、私が気持良いと感じる三体妙見の白濱神社や近江最古の白鬚神社にもビャクシンがあるんですよね。だからやっぱり春日大社も気持ちよかったです。やっぱりイブキド主がいる社は良いですね、、、

DSC06285.JPGDSC06287.JPG



屋久島の縄文杉を除けば、日本最古と言われる高知県大豊町の大杉ですが、スサノオが植えたと伝えられていて、だいたい樹齢3000年ほどと言われています。ちゅうど縄文晩期なんですが、この大杉から南西方向の居徳遺跡から日本最古の戦傷人骨が発見されているんですね。

うるし 縄文と弥生/是川遺跡ジャパンロード 漆の道(東奥日報)

しかも居徳遺跡からは特異な木胎漆器も発見されていて、それが当時文化の中心だった東北北部の亀ヶ岡文化と外来の文化の習合した形ではないかと推測されていて、おそらく戦傷人骨はそのような文明の衝突の中で起こったのではないかと考えられるわけです。

大豊町の大杉と小村神社を考慮に入れれば、おそらくユグドラシルの思想が入ってきていたとすればこの頃でしょう。北陸にはウッドサークルの文化がありますから、ひょっとするとそれともつながるかもしれません。


また、一宮があるなら、ラシルも日本語にあるはずだと探しましたら、ありました。

d    rasill は、デラシルで照らすの元にもなっていると思います。

すなわち y gg   d   rasill (ユグドラシル)をわかりやすく書くと”一宮照らしる(イッグデラシル)”です。これはタルタルにもつながってくるでしょ?


すなわちアマテラスは、Ama d   rasill (アマデラシ) なんですね。


先日、夏至ゆえにロゴス ~金星の顔面通過~記事で『要するに、葛城のアフロディーテが入ってきたときに、物部氏は太陽と月の陰陽道の祭祀をしていて、女神は月と決まっていたから、葛城と忌部にギリシャでの月神の名前を聞き出したんですね』と書きましたが、ちょっと違うかもしれません。

大豊町のすぐ南には、五百蔵(いおろい)とか日御子とかいう地名がありまして、武器庫とアマテラスの地名があるんですね。しかもそこは物部村(モノベソン)なんです。ということは時系列で考えると、太陽と月の陰陽道が入ってくる前にユグドラシルの思想が入ってきていて、光の一宮(ユグドラシル)が、より日本的な
Ama d   rasill (アマデラシ)に習合していた可能性すらあります。

こう考えると、非常に深い宗教意識が日本にあって、弥生時代を通じて世界中のあらゆる宗教を吸収してきたのがわかりますね。


その中でも、北欧のこの世界樹の思想は日本の弥生時代に深く影響を与えたと思います。誤解を恐れずに言えば、弥生時代そのものが世界樹の思想によって開かれたと言っても良いかもしれないのです。

縄文もケルトも、この世界樹の思想と共鳴しやすいんですね。八が最大を表していたところに九(世界樹)が入ってきて、その後、十(※ディケイド※)が入ってくる。順番的に言うと、やはり世界樹はかなり早い段階で入ってきたと考えられます。


これから徐々に煮詰めていきたいと思います。



※印で囲んだリンクは全て『ウィキペディア(Wikipedia)』からの引用


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政治/経済、宗教/哲学を基本としながら市民活動やスピリチュアル活動など、広範囲に動いております。行動範囲は今のところ、東は茨城県から西は中国四国地方までです。特に修験色の強い山間部の地域活性化に興味があります。該当自治体の担当者の方からのご連絡お待ちしております。どうぞよろしくお願いします。
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