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  2010/06/17 [00:02] (Thu)
お返事をお待たせしている方、商品のご到着をお待ち頂いている方、申し訳ありません。



随処作主 立処皆真
にも少し書きましたが、基本的に誰かに理解されようとするならば、まず自らが進んで誰かを積極的に理解しようとしなければなりません。

人間の心は、皆同じですから自分だけが受け入れられ、自分だけが認められるような環境はあり得ません。

親の愛でさえ、子供の感謝がなければ長続きしません。親から子への愛は永遠ですが、親は子に潜在的に代償を求めています。成人した立派な姿、良い人と結婚して幸せに暮らして欲しいという願望、孫を抱きたいという願望。これらは愛ではなく代償です。

無償の愛というのは幻想であり、基本的に愛というのは循環になります。やってもらったことには感謝する。そしてまた有難く受け取る。このサイクルを古代は、拝み(男神)・恵み(女神)と呼んだのです。

子供が親にしっかりと感謝し、親の代償を求める愛から逃れた時、子は初めて自立します。子が自分の意志で神風特攻隊に入りたいと言ったらどうでしょうか?代償を求めている親は反対するでしょう。なぜならずっと生存してほしいという代償を求めているからです。それは無償の愛ではなく代償的な愛です。

代償的な愛を求め求められたくなければ感謝を返すことが必要なのです。


現代人は、恵み(女神)だけを受け取り、拝む(男神)ことをすっかり忘れています。先祖を拝むこと、地域社会を拝むこと、家族を拝むこと。

目の前に存在するものを当たり前と思ってしまったら、お終いです。


子供時代に家庭にトラブルが生じていた方は、理想の家庭を築こうとし、子供時代に社会からたくさんの愛を受け取っていた人は社会のために生きようとします。両者は明らかに生き方そのものが違います。

しかし、違いは当たり前であり、どちらが正しいということもありません。大事なことはお互いがお互いを理解しようとする意志を持つことなのです。それがというものになります。

その愛は、自分とは違う人たちを受け入れようとします。それが寛容さであり、マリアなのです。


ですので、自分の愛の考えを押し付ける行為は、逆に愛を奪う行為です。光を語りながら闇に包まれているエネルギーはこの原理原則を持っていて、素晴らしい真理が記載された聖書を携え信者に教義を強要する宗教は、むしろ愛がないと言えるのです。


人間が誰かを愛するということは、その誰かに自由を与えるということであり、自分の愛の哲学や理想の家族像を押し付けることではありません。


自分が一人でいる時よりも、力を得、自由を獲得できている場合は、それは愛してくれる誰かが側にいるわけであり、その構造にまず気付かなければ、感謝などとても無理ではないかと思います。


愛されることが当たり前だと思っているうちは感謝など到底できないということなのです。


親が子供を愛することも、誰かが自分を愛してくれることも当たり前だとは思ってはいけません。それは特別なことであり、神聖なことなのです。だからこそ私たちは、親に感謝し、地域社会に感謝し、先祖に感謝するのです。

それが政(マツリゴト)であり、統べる(すべる)ということなのです。

こういうことを子供時代に認識していないと大人になってから取り戻すのには時間がかかります。それは悪いわけでも劣っているわけでもありませんが、その事実を真摯に受け止め改善していく必要があります。



統べる(すべる)ということは、支配することではなく、愛することです。

そして、愛することは与えること。お互いが愛し与えていれば家族も地域社会も国も世界もうまくまわります。

しかし、それができていない場合があります。なぜなら、自分の理想や妄想に振り回され、目の前の愛されているという現実を見ることができていないからです。

目の前の現実をつぶさに見たならば、私たち人間は生まれた瞬間に既に愛され、その後も様々なものや人に愛され続けます。ゆえに後はもう感謝することしかやるべきことは残っていないのです。

自分のことを他者に認めさせようとしたり、認められようと頑張る必要はないのです。そのネガティブパターンを変えるためには、目の前の愛に気付くことこそが重要なのです。


自分のことを他者に認めさせようとする行為は、他者が存在しなければ成立しないものなので、それは受け身(依存)のパターンになります。


だからこそ、それを変えるために主体性という真理が必要であり、経典などは不要なのです。これが禅のひとつの宗教的スタンスです。経典を与えるのではなく愛の真理を与えるのが真の宗教。



人間は誰しも愛されたいと思っています。


しかし、それは愛されていることに気付かないことに原因があります。それに気付かなければ人を変えても環境を変えても満たされません。


自分の魂が求める生き方に制限が与えられている場合は、『支配』であり

自分の魂が求める生き方に自由が与えられている場合は、『』なのです。


誰かの生き方を積極的に認めようとする行為は、自分の生き方が積極的に認められるというギフトを呼び込みます。

逆に自分の子供時代に果たせなかった夢に誰かを従わせようとすれば、自分も誰かの夢に従わなければならなくなります。


結局は、自分の蒔いた種であり、自分が収穫するのは、その種の実でしかありません。自然と触れていなければ、このような単純な真理さえ認識できなくなってしまいます。



愛とは、積極的に他者の生き方を認めていく行為であり、理解とは、理解されるというよりも積極的に理解しようとする行為であります。

無償の愛という語を出す方は、ほとんどの方が与えられることだけを前提にしています。そして愛されなくなった時、他者を責めます。それは受け身なのです。逆に愛を与えている方は無償の愛などという語は語りません。なぜなら愛は循環するものであり、give and take であり、与え与えられるものであるという真理を知っているからです。


受け身では人生がうまくいきません。自らが進んで他者の生き方を理解しようとし、他者の生き方を補助し、他者の生き方に寄り添う。この行為の結果、愛があるのです。愛が与えられるものとすれば、それはなんらかの結果によって与えられるものでしょう。


愛することもせず、自由を与えることもせず、理解しようともしていないのに、自分だけは認められようとする。このようなネガティブパターンには陥らないようにしたいものです。


愛されることは当たり前のことではありません。自分の家族、社会、先祖により一層、感謝してみましょう。そうすれば本当の意味でのマツリゴトが降りてきます。


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ありがとうございました
はじめまして^^響さんのブログは日々読ませて頂き、学ばせて頂いておりました。いつも有難うございます。今日ははじめてコメントします。

「愛し愛されるということ」
愛について、今現実に直面し、そして途方に暮れていた矢先でした。何度も何度も繰り返し読みました。必要なこと、すべて教えて頂いたように思います。心より感謝申し上げます。

ツイッター、フォローさせて頂きました^^今後とも訪問させて下さい。よろしくお願いいたします。

joyce 2010/06/19(Sat)【15:06】 編集
Re joyceさん
joyceさん、はじめまして。
書き込み、フォローありがとうございました。
こちらからもフォローさせて頂き、ブログも拝見させて頂きました。素晴らしい内容でたくさんのインスピレーションを頂きました。ありがとうございます。


>愛について、今現実に直面し、そして途方に暮れていた矢先でした。

お役に立てたようでうれしく思います^^

私からも是非、訪問させてくださいませ。今後ともどうぞよろしくお願いします。
hibiki 2010/06/19(Sat)【16:59】 編集
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政治/経済、宗教/哲学を基本としながら市民活動やスピリチュアル活動など、広範囲に動いております。行動範囲は今のところ、東は茨城県から西は中国四国地方までです。特に修験色の強い山間部の地域活性化に興味があります。該当自治体の担当者の方からのご連絡お待ちしております。どうぞよろしくお願いします。
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