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古代神や古代聖地をご紹介し、神仏基に対する信仰を再生して頂くお手伝いをしています。
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  2009/05/26 [17:46] (Tue)

何度も言うようで申し訳ないですが、また書かせて頂きたいと思います。

都佐坐神社(土佐国土左郡)(神道・神社データベース)


675年 土左大神(土左高賀茂大社)天武天皇に神刀を献上

678年 京都上賀茂神社創建

686年 秦忌寸石勝を遣わして(土左大神に)幣を於く

(686年 天武天皇崩御)

764年 昔、雄略天皇の時代に一言主は土佐に流された。
     だから賀茂朝臣田守は一言主を大和国に連れ戻した。

764年~850年 奈良高鴨神社創建
   

となっています。

雄略天皇の時代に一言主が土佐に流されていたのだったら、わざわざ神刀を献上させたり、秦石勝を遣わしたりせずに、天武天皇は一言主を連れ戻すだけで良かっただろう。

しかも、天武天皇は病気であったとされていますが、なぜ、わざわざ流された神の鎮座地である土佐に使者を出す必要があるでしょうか。

一言主の神通力が欲しければ、後の世で賀茂朝臣田守がやったように一言主を連れ戻せばもっと神通力を得られたはずでしょう。


上のことを分析すれば一瞬で答えが出ます。

天武朝までは賀茂の本体は土佐にあり、『続日本記』が書かれた8世紀の中旬以降に完全に土佐封じ込めの思想が完成したということでしょう。

このことと賀茂氏が時代が下るにつれて皇室への影響力を弱めていくのは同じ意味を持っているでしょう。(これは「土左大神(土左高賀茂大社)天武天皇に神刀を献上」の神刀が草薙剣であったことの傍証にもなり得ます)

そして、聖武天皇が土佐を含む遠国を流刑地に設定して、流刑地史観を醸成させていくのです。

しかし、飛鳥の都(橿原神宮の南)の最も重要な場所に土佐・下土佐・土佐街道という地名が残っているように、土佐から移住した賀茂族が飛鳥の都建設にたずさわっていたのは間違いがなく(飛鳥は高知市中央部の創りと同じ配置)それを流刑地史観で封じ込めようとしたのは、明らかな政治的な政策なのです。


一言主は大和国から土佐に流されたのではなく、朝廷が公然と土佐から一言主を誘拐するために『続日本紀』の中で作られた創作話なのです。


姫路の廣峯神社の牛頭天王も誘拐されていますし、このような『誘拐&歴史の改竄』というのは探せばいくらでも出てきます。

神というものは地形に宿りますから、湿地帯であった京都や奈良の平地に様々な古代からの神が集合するというのは明らかに権力による操作があるのです。

それぞれの地域が声を上げていかないと、産土神を失った魂の迷走は果てしなく続くと思います。

京都には京都の、奈良には奈良の、伊勢には伊勢の、出雲には出雲の、高千穂には高千穂の、権力に創作される以前のオリジナルの神がいるのです。

『日本書紀』や『古事記』に自分のアイデンティティを投影するのはやめましょう。文字はあくまでも文字。

大地を感じれば産土神は見えてきます。

誰かが優っていて、誰かが劣っているということはありません。全ては平等であるし、全ては自由なのです。それが修験道の本質でもあるし、自由民権の本質でもあるのです。



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  2009/05/26 [13:07] (Tue)

先日クオリア遠隔ワークでも書いた鶴と亀の話で、もうひとつ重要な話を。

北陸の能登半島・白山周辺を吊るす鶴の力と見立てていたと書きましたが、これには続きがあって、吊るし上げることによって何が生じるかというと『家』が出来るのです。これが昭和の時代の八紘一宇という人類皆兄弟という思想の根本になりました。

西側の四国と白山を結ぶラインを鶴亀ラインと呼んでいますが、機能は風雨を防ぐ屋根になります。台風はほとんどの場合、南西方向からやってきて東北の丑寅の方角に抜けていきます。この現象を持って古代人はこの鶴亀ラインに風雨をふせぐ屋根がかかっていると認識しました。

一方、白山から見て南東の辰巳の方角は、冬至を境に太陽は日の出の方角が東の方角に戻っていきますので、日を除ける日差しがあると考えていたのです。

東には日を除ける日差し、西には風雨を防ぐ屋根、この2つをあわせて、天児屋根命と呼んでいました。さらに言うならば、西側をイザナミ(水風神)、東側をイザナギ(太陽神)と呼んでいました。このことから白山姫はイザナミ・イザナギを仲裁するという神話が生まれたのです。

そして白山から南に降りていくラインを御杖、つまり心御柱ラインと言いました。屋根だけでは家は建ちません。屋根を支える柱があってこそ家は風雨と日を防げるのです。

天児屋根命が大鳥神社の祭神になっているのはこういう理由があります。鶴(白鳥・鳳)は屋根を吊るし上げる大事な神の使いなのです。

御杖代の倭姫はこの屋根を守る姫でした。この屋根の内にも外にもたくさんの屋根があり、たくさんの女神・男神の大地の生殖がありました。


しかし、古代のいつかはわかりませんが、屋根の葺き替えが行われて、吊るす頂点が北陸から出雲に変更され、辰巳の太陽神のラインが伊勢に、丑寅の風神が昇るラインが南九州に変更されました。鶴と亀が見事に滑って屋根の葺き替えが行われました。

大地震が起こりました。

当然です。御杖が建ってないからです。今でもこの状況は変わっていません。

何を信じるのかは自由ですが、葺き替えが行われる前の古代日本にはこのような美しい自然祭祀がありました。それが政治の都合で改竄されたのは非常に悲しいことです。世界遺産の白川郷の合掌造りなどはこの思想を色濃く受け継いだものです。合掌造りが白川郷にあるのにも深い理由があるのです。


それぞれの土地にはそれぞれの役目があり、ひとつの大きな生命体を形成していました。そういうものが見えなくなっているのは私たち現代人が進化しているのではなくて退化していることの証明です。


家を建てる時に、吊るし上げる力だけでもだめです。高さを抑えるという謙虚な思想もなければ建物自体が瓦解してしまいます。これは家だけでなく、人間の精神にも当てはまることです。

鶴と亀が出会うところ、それが日本人にとって尊しとなすところなのです。

それが”和”であり、”大”であるのです。


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  2009/05/24 [19:42] (Sun)

スピリチュアルな成長にとって最も障害になるのが、『曇った目』です。

スピリチュアルというのは純化した魂が自然に光へと向かうという方向性ですから、そこに雲がかかっていては成長も望まれません。

目の前にある現実・現象を曇りのない眼で受け止め、それを自分がどう判断するのか、そしてその判断を元に自分はどう行動していくのか、がスピリチュアルの基本になります。

これは一見、どこでもいつでも為されているように思われますが、実際にはできている人はごく少数です。

まず、マスコミの情報を鵜呑みにすること、学校で教えられることを鵜呑みにすること、が常態化していればそれを疑ってみる必要があるでしょう。

スピリチュアルとは何事にも懐疑の目を持つことであり、しかし、人を信用し続ける意志を持つことなのです。


教育とは、懐疑の目を養わせることなのですが、日本においてはそのベースが全くなく(権力にとって都合が良いため)論理的思考において西洋に圧倒的に日本が劣っているのは、この教育の問題が表面化しているからに他なりません。

その結果、自分で考える事ができないため、洗脳されるのではないかという恐怖心から、宗教へのアレルギーが生じています。

自分で考え、自分で判断するということは、それほど難しいことではありません。戦前までの日本人は普通に行っていました。日本人自体が論理的思考が民族的に劣っているということはあり得ません。

この問題は、全て教育の問題に原因が求められるわけであり、GHQなどの意向により意図的に為されてきたものであるため、皆が犠牲者であると言っても良いような状況なのです。

日本人の特質として、『皆がやっているから私もやる』とか『皆が良いと言ってるものは良いに違いない』という強い傾向があります。西洋では考えられないことです。

その傾向を逆手に利用して搾取的な資本主義を展開してきたのが、戦後のマスコミや出版、ファッション業界です。日本で流行を創るのは簡単です。東京で流行っていると言えば、地方がそれに追随するからです。これに様々な業界が付随し、マスコミのプロパガンダ部隊の見返りを山分けしているのです。

東京ではこのような現実や構造を知っている人間がたくさんいるので、冷静かつ論理的な人が多いのですが、情報を一方的に享受する地方では、状況は非常に厳しいと言って良いでしょう。

インテリジェンスに関しては、日本列島は未だに出る雲(出雲)的な状態だと言って良いでしょう。

専門分野で特異な能力を発揮する天才的な日本人もおられますが、国家の根本を担っていく哲学的な人たちは未だ少なく、創られた現代社会が未来永劫続くと本気で思ったり、はたまたメシアが現れ世界を光に導くとオカルト的に考えるかのどちらかに偏る傾向があります。


最も必要とされる能力は先に述べたように、目の前にある現実・現象を曇りのない眼で受け止めることであり、真実を知ろうとすることなのです。


例えば、古代史を学ぶにあたって、どの事実が正しいのかを問うよりもまずしなければいけないことは、政治とは何か?を問うことなのです。

その問いから『政治とは常に嘘をともなうもの』という解が出てきていれば、その時初めて、歴史そのものを曇りのない眼で見ることができるでしょう。

このように哲学的思考がこの国で養われていないばかりにあらゆる領域で、マスコミのプロパガンダや政府の定義づけに左右されて彷徨う人が少なくありません。

学問の根底とは、あらゆる領域を超えた哲学的思考を獲得することであり、それがなければ縁日の出店に過ぎないでしょう。(縁日は神社の祭礼があってこそ)

何事も真実を知ろうとする好奇心がなければ、自分を気持ちよくしてくれるだけの教祖に自分のアイデンティティを委ねてしまうでしょう。

しかし、そこには幸福はなく、依存心だけが養われていき、最終的には依存=幸福という図式が出来上がり、そのループから抜けきれなくなります。

曇りのない国にするためには、曇りなき眼の人がたくさん出てこなければなりません。

造られた既成概念や造られた既成の歴史を壊さなければ、次の時代は始まらないのです。

天は自ら助くる者を助くでも書きましたが、もう一度。



『天は自ら助くる者を助く』  
                     サミュエル・スマイルズ




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  2009/05/23 [15:15] (Sat)

昨日書きました西宮=斎宮の部分を広げてみたいと思います。

斎宮『ウィキペディア(Wikipedia)』

上記ページにも記載されているように、賀茂神社とも密接に関係しているようです。

バックボーンとして下記記事もご覧頂くと理解しやすいかと思います。

室生・天河巡礼  ~ 室生編 ~

天満宮と北極星


土佐神社の記述が日本書紀に出てくるのは天武天皇に神刀を献上したというのが最初の記述です。その3年後に上賀茂神社が創建されています。土佐神社は当時、高賀茂社・高賀茂大明神と呼ばれており、京都の下賀茂神社からではなく土佐の高賀茂社から神刀が三種の神器ばりに献上されるのは日本史が正史通りとするならば異常としか言いようがありません。

さて、この斎宮(斎王)制度、天武天皇の頃から制度化したようです。

これらのことと室生に処女懐胎の思想が持ち込まれ、日本古来の女神・男神の生殖が失われたのは深い関係があるでしょう。


***引用はじめ
どちらの行程も最後は船で淀川を下り、難波津で禊を行った後河陽宮を経て入京した。また、古代の斎宮については、酢香手姫皇女だけが、任を終えて葛城に移ったと記されている。
***引用おわり


しかも斎宮と淀川は密接な関係にあり

淀川=天の川
磐船神社=イザナギ東宮(彦星)
廣田神社=イザナミ西宮(織姫)

の傍証になり得る。

また酢香手姫皇女だけが、任を終えて葛城に移ったとされていますが、兵庫県の西宮(斎宮)から葛城に移ったのではないかと思います。他の斎宮は朝廷にとって都合の悪い中国・四国地方にも分布しているのではないかと考えられます。


伝承の域を出ませんが、国内最古の寺と伝承される姫路の鶏足寺ですが、神功皇后伝説やピラミッド山・巨石を分析してみるにつけ、中山寺との関連も含めて考えると、やはり正史はかなりおかしいとしか言いようがありません。

中山寺が安産の守り神なのは東宮の葛城と斎宮の廣田が最初に産んだ子がヒルコであるからであって、廣田神社の祭神アマテラスの荒御魂は瀬織津姫であり、西宮神社の祭神ヒルコとは親子関係であるから、廣田神社は西宮神社の本宮とされているのです。イザナミ(瀬織津姫)の最も近い場所にヒルコが存在するのは理にかなった配置なのです。


また、別府・道後・有馬温泉は大己貴命と少彦名命で繋がっており、聖徳太子とされる人物や古代の天皇も道後温泉には度々訪問し、西宮の記述が正史に出てくる時には既に貴族院の間で西宮はかなり信仰されていたことも含めると、西宮=斎宮の裏には西国の消された歴史があるような気がしてなりません。


瀬戸内の歴史とは瀬織津姫だけでなく、温泉のようにぶくぶくと湧いてきて煮えたぎるようなものだと思います。

高知の秦泉寺からも考察できるように、初期仏教寺院は古墳時代からスムーズに移行する形で建てられています。相反する思想がなかったのでしょう。

それを牽制するかのように畿内の仏教寺院が建てられ、最終的にはローマの帝国主義を含む処女懐胎の仏教思想が神社を巻き込む形で畿内で醸成されていきます。(鎌倉時代でさえ仏教寺院の勢力図は畿内中心ではありませんでした、各地方に建設された国分寺は単なる国の出先機関で信仰の中心になり得るはずがありませんでした、畿内に負けるとも劣らない大伽藍の寺院は各所に存在しました)

これが天武朝で完全に確立され、日本らしからぬ権力による中央集権体制が敷かれました。

私たち日本人は本気で自国の歴史を取り戻さないといけないと思います。


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  2009/05/23 [13:05] (Sat)

スターライト・クオリアの遠隔ワークを行いました。

私も同時瞑想しましたが、その時に強烈なビジョンが出てきました。

kiriku.JPG





日本列島が変な顔のようになってまして(マヤの神にこんな顔があったような気がしますが)

現在の隠岐付近が一番中央の丸い島で太陽を表しています。

中国・四国地方が太陽を受ける聖杯。

近畿と九州が盾であるということです。

そして淡路島と周防灘の幻の島が小さき翼で

朝鮮半島と東日本が大きな翼ということです。
(朝鮮半島が日本神話に組み込まれているのは、こういう古い歴史があるからかもしれない)おそらく朝鮮半島は日本神界に入っています。

そしてこの図形の名前が『オン・キーリク』(詳しくは知りませんが、仏教にキーリクというのがありますね)というインスピレーションが来ています。


「火(日)を以って船と為し、水を以って台とせよ」

という言葉も浮かんできました。

『オン・キーリク』の現代語訳であると思います。船は中国地方を表しています。この太陽を受ける船というのが船の起源になったとかならないとか。エジプトにもこんな絵があったような気がします。


朝鮮半島と日本列島は昔つながっていたようですし、淡路島と対をなす周防灘の幻の島付近は島の沈没の伝承も少しあるようです。


上記地図では太陽神イザナギの都(ヒワ湖)が瀬織津姫の波によって引き裂かれて(コノハナサクヤ)いますから、隠岐がこの時代の太陽神の都であったかもしれません。いつの時代か全くわかりません。


問題は白山周辺で、上記地図は、ほとんどの場合は左右対称になっていますが、白山と対馬付近だけが対称になっていません。

この『対称性の破れ』が日本列島の地底活動の根源になっているようです。

今でも日本列島は朝鮮半島から遠ざかっているようですが、古代の人はその力を亀と呼んで四国をその力に相当させました。

それとは逆にユーラシア大陸側に吊るし上げる力を鶴と呼び、敦賀・能登半島を鶴の力に相当させました。この鶴亀(つるき)の引っ張り合いで中央構造線が断層化しており、鶴と亀が仲良くすることを寿と呼びました。鶴と亀が仲良くすることは断層・プレートが動かない、つまりは地震が起こらないことを意味していますので、まさに寿であったでしょう。古代人の洞察力は現代人の想像を絶するものだったのです。

中央構造線上の剣山および周辺には、これを証明するかのように、あるいは寿を祝すかのように鶴石・亀石が同時に祀られています。それをツルキと呼び、剣(つるぎ)、すなわち草々の民を凪らせる(安寧をもたらす)草薙剣としたのです。


寿は琴引きとも言われます。天の音(雷)に対して地上から音を返すことが音鳴りの本質とされたようです。琴音で天と会話をすることによって寿が達成されていたようです。

 

かなり深いワークとなりました。


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政治/経済、宗教/哲学を基本としながら市民活動やスピリチュアル活動など、広範囲に動いております。行動範囲は今のところ、東は茨城県から西は中国四国地方までです。特に修験色の強い山間部の地域活性化に興味があります。該当自治体の担当者の方からのご連絡お待ちしております。どうぞよろしくお願いします。
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